米JPモルガンがGSから首位奪取-欧州の株主割当増資引き受けで

米銀JPモルガン・チェースは 今年の欧州での株主割当増資引き受けで首位の座を米ゴールドマン・ サックス・グループから奪取。手掛けた案件の規模は2位ゴールドマ ンの2倍余りとなっている。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたデータによれば、JPモル ガンが今年これまでに引き受けた株主割当増資は128億ドル(約1 兆2500億円)。ゴールドマンは63億ドルだった。JPモルガンは、 証券会社に支払われた手数料総額15億ドルのうち26%を手にした。

英銀HSBCホールディングスとイタリアの電力最大手エネルは、 増資で初めてJPモルガンを起用した。企業は、大恐慌以来最悪の金 融危機のなか、リスクをいとわない引き受け金融機関を求めている。 一方、引き受け金融機関は、不要な株を買い取らざるを得なくなるリ スクを負う代償として、株主割当増資の手数料をこの1年間で50% 余り引き上げた。

ロベコ・グループ(オランダ・ロッテルダム)でJPモルガン株 を含む約100億ユーロの資産運用に携わるパトリック・レメンズ氏 は、「投資銀行の市場シェアに大きなシフトが起きている」と指摘。 「トップの数社以外の市場シェアは大幅に縮小するだろう。JPモル ガンには、他社よりもよい財務状況を活用できる強みがある」と分析 した。

JPモルガンとゴールドマンに続く3位は、スイスのUBSとイ タリアのメディオバンカでともに約31億ドル。このデータには、自 行の割当増資に関する取引は含まれていない。HSBCは自行の増資 も手掛けている。

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