TOPIXは小幅安、信用不安と市況下落で金融や商社安い-内需堅調

朝方の東京株式相場は、TOPI Xが小幅安で推移。信用不安が広がり、きのうの米国で金融株が急落し た流れを受け、銀行やその他金融、証券・商品先物取引など金融株に売 りが優勢。海外原油先物価格の下落を嫌気し、大手商社のほか石油、海 運など資源関連銘柄の一角も安い。

半面、ファーストリテイリングなどの小売株や食品株、サービス株 など内需関連は堅調で、日経平均株価は小幅高で推移。国内の政策期待 も相場を下支えしている。

日興コーディアル証券の小林久恒シニアマーケットアナリストは、 「米自動車業界の材料についてはきのうの東京市場である程度消化して いたことで、下値が堅い動き」との認識を示した。きのうの日経平均は、 先週末比390円(4.5%)安と終値ベースでは2カ月半ぶりの下落率だ った。

ただ小林氏は、3月中旬以降から続いている現在のリバウンド相場 について「4月中旬以降の決算発表で、一巡する可能性がある」と予測 している。

午前9時21分時点の日経平均株価は前日比7円11銭(0.1%)高 の8243円19銭、TOPIXは4.17ポイント(0.5%)安の785.37。 東証1部の売買高は概算で3億118万株。値上がり銘柄数は502、値 下がり銘柄数は1015で、市場全体の6割が安い。

信用リスク、政策期待

30日の米国株市場は大幅続落した。4月末のストレステスト(健 全性審査)を控え、米国では信用リスクに対する警戒が再び強まってい る。米銀シティグループのCDSは633.6ベーシスポイントと3月9 日の高値水準を上回ってきており、金融不安の強まりで、東京市場でも 銀行や保険、その他金融、不動産などに売りが出やすい状況だ。

一方、自民党の国際金融危機対応プロジェクトチームは31日午前、 金融証券市場への追加対策をまとめた。臨時・異例の措置として、「政 府の関係機関に市場からの株式等の買い取りを行う業務を実施させる仕 組みを整備する」と明記した。

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