短期市場:翌日物0.10%前後か、期末の日銀当座預金は22兆円台へ

短期金融市場の無担保コール翌日 物は0.10%前後で横ばいか。金融市場の混乱で警戒された決算期末日 にあたるが、企業、金融機関とも早めに資金手当てを進めたほか、日 本銀行は量的緩和が解除された直後以来の潤沢な資金供給を実施する 見通しで、落ち着いた取引が続くとみられている。

無担保コール翌日物の加重平均金利は1週間前から補完当座預金 金利0.10%を下回っており、調達意欲が弱い。焦点となる期末・期初 (3月31日-4月1日)の取引は、レポ(現金担保付債券貸借)が

0.11-0.13%、無担保コールは0.11%前後に低下しており、大方の 金融機関は資金手当てにめどをつけているとみられている。

世界的な金融市場の混乱で期末の株価や資金繰りが懸念されたが、 政府・日銀による企業金融支援策を受けて企業の発行するコマーシャ ルペーパー(CP)金利は急低下。企業金融支援特別オペにより、銀 行は無担保で行っていた貸付債権の資金手当てが日銀オペで可能にな り、資金繰りにかなり余裕が生じている。同オペの残高は7兆4777億 円に達し、この日も10回目のオペが通知される。

日銀は、昨年9月のリーマンショックの影響と国庫短期証券(T B)の増発で金利上昇圧力がかかるレポ市場に手厚い資金供給を続け ており、期末の金利上昇が抑えている。4兆-5兆円の国債買い現先 オペが連日実施されており、全体の資金供給量を膨らませている。

この日の日銀当座預金残高は前日から5兆円近く増え、22兆円程 度になる見込み。これは日銀が量的緩和策を解除した直後の2006年6 月以来の高水準。ベア・スターンズ破たん直後の昨年度末の水準(14 兆2500億円)も上回る。

日銀の山口広秀副総裁は25日の会見で、今後の金融政策運営につ いても、「金融市場の安定化策と企業金融の円滑化策を中心に据えな がら対応していく」との姿勢を示している。

準備預金は17.3兆円

午前9時20分の即日実行の定例金融調節が見送られた場合、当座 預金は4兆9000億円増の22兆円程度、準備預金(除くゆうちょ銀) は5兆4000億円増の17兆3000億円程度になる見込み。短資会社各 社の予想では、朝の調節は見送られるとの見方が多い。

準備預金の必要積立額(1日平均)は3兆7400億円、積み終了 先は6兆6500億円となっている。

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