【注目株】輸出、日清紡、ニコン、日本紙、大陽日、村田、IHI(2

31日の材料銘柄は以下の通り。

輸出関連企業:31日付の日本経済新聞朝刊によると、日米欧と新 興国など20カ国・地域(G20)は国際通貨基金(IMF)を活用した 新興・途上国の支援策で合意する。IMFの融資枠を現行の2500億ド ルから3倍超に拡大するほか、IMFが初の債券発行などによる資金調 達の増強策検討に着手、中国が購入検討を表明するという。為替相場の 変動に連れて日本の輸出関連株が上下する可能性もある。

日清紡(3105):31日付の日経新聞朝刊によると、同社は家庭の 電源や自動車に使われる燃料電池の触媒として、高価な白金に代わる炭 素材料を初めて実用化し、2010年春から量産する。性能は白金とほぼ 同じでコストは約6分の1になるという。

ニコン(7731):31日付の日経新聞朝刊によると、同社の09年 3月期の連結営業利益は前期比67%減の440億円程度と、2月に発表 した予想水準を確保する見込み。半導体製造用の露光装置(ステッパ ー)の販売がさらに落ち込んだもようだが、デジタルカメラの販売が欧 米を中心に想定以上に順調に推移して補ったという。

原油関連:30日のニューヨーク原油先物相場は2営業日連続で急 落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物5月限は前日比

7.6%安の1バレル=48.41ドルで取引を終了した。米自動車業界に対 する懸念から米国株式相場が急落したため、主要エネルギー消費国のリ セッション(景気後退)が深刻化し、エネルギー需要が減退するとの思 惑が広がった。

大陽日酸(4091):米独立系工業ガスディストリビューターの 「VALLEY NATIONAL GASES(VNG)」社を買収する。5月中旬 をめどに米投資ファンドから全株を取得し、世界最大の工業ガス市場で ある北米の販売力を強化する。VNG社は北米などに95の拠点を所有、 売上高は約3億ドル(約300億円)。

文化シヤッター(5930):不二サッシ(5940)と資本・業務提携 することで基本合意した。文化シヤタが30日、りそな銀行が保有する 不二サッシの優先株式150万株を約10億円で買い取り、4月1日に普 通株式に転換する。これにより、文化シヤタの不二サッシに対する出資 比率は30.1%となる。

村田製作所(6981):27日に国会で可決された09年度税制改正 法案で、外国子会社配当益不参入制度が導入されることが決まったこと を受け、過年度に計上した繰延税金負債の一部を取り崩す。これにより、 09年3月期の連結純利益(米国会計基準)は140億円となる見込み。 従来予想はゼロだった。

IHI(7013):前回予想時に比べ為替相場が円安になったため、 09年3月期の連結最終損益が130億円の赤字にとどまる見通しとなっ た。従来予想は250億円の赤字、前期実績は251億円の黒字。営業損 益は200億円の黒字化を見込む。

あさひ(3333):健康志向の高まりなどを背景にスポーツ用自転 車の販売が拡大、09年2月期の当期純利益(非連結)は前の期比96% 増の14億6900万円となった。10年2月期も出店によりドミナント化 (高密度高効率出店)を推進、1株利益予想を120円31銭と見込む。 アナリスト2人の予想平均は112円32銭だった。

西芝電機(6591):大口産業用配電盤などの納入が堅調だったほ か、受注採算の改善などで利益率が向上、09年3月期の連結純利益は 7億6000万円に増える見込み。前回予想は前期比5.2%減の6億 6000万円だったが、修正後は同9.2%の増益に転じる。

日本製紙グループ本社(3893):31日付の日経新聞朝刊によると、 同社の09年3月期連結営業利益は前期比42%減の190億円前後にな る見通し。従来予想は240億円だったが、印刷用紙の販売が想定以上 に冷え込み、採算が悪化。抄紙機の停止などで追加の特別損失が発生す る見込みで、黒字を予想している最終損益は赤字の可能性もあるという。

野村総合研究所(4307):31日付の日経新聞朝刊によると、同社 の10年3月期の連結営業利益は400億円前後と、今期の会社予想 (480億円)に比べ17%減る公算が大きい。主力の証券会社向けシステ ム開発などの受注が引き続き苦戦するとみられ、好調な保険会社向けで 補えない。人員の積極採用やシステム投資でコストも膨らむという。

新日本製鉄(5401):ブルームバーグ・ニュースが30日午後、複 数の関係者の証言を基に報道したところによると、同社や豪石炭大手マ ッカーサー・コールなどが、PCI炭と呼ばれる低品位原料炭の09年 度価格を前年度比6割引き下げ、1トン90ドルとすることで合意した。 石炭需要が急速に縮小し、鉱山側が大幅な値下げを飲まざるを得なかっ た。ただ、07年度水準まで戻したい新日鉄側の要望は実現できず。

松屋(8237):有価証券評価損17億円を特別損失として処理した ことが響き、09年2月期の連結純損益は17億3000万円の赤字になっ たもよう。期末配当をゼロとするため、年間配当は2円50銭になる見 込み。前期実績は5円、前回予想は3円50銭だった。

マルハニチロホールディングス(1334):マダガスカルにある養殖 子会社の事業悪化に伴い、同国からの早期撤退を取締役会で決議、約 15億円の事業整理損失引当金などを計上する。連結業績への影響は、 3月2日公表の予想修正値で織り込み済み。

壱番屋(7630):第3四半期(08年12月-09年2月)以降、来店 客数が低迷、9カ月累計の既存店売上高は前年同期比1.8%減となった。 ポークカレーなどの値上げにより客単価は上昇したが、原材料価格の高 止まりや改装費用などで利益率は低下、9カ月累計の営業利益(非連 結)は前年同期比6.9%減の28億円となった。

みずほフィナンシャルグループ(8411):15億ドルの永久劣後債 (年利8.375%)について、来月27日の初回の任意償還日には償還し ないと発表した。金融危機に伴う発行市場の状況や投資家ニーズを踏ま え総合的に判断したという。特定の債券の償還方針を説明するのは異例。

通信大手:次世代無線LAN(域内通信網)「WiMAX(ワイマ ックス)」の運営会社、UQコミュニケーションズが設備資金調達目的 で、5月に300億円の増資を行うと発表した。株主6社の出資額は、 KDDI(9433)が152億円、2位株主で並ぶ京セラ(6971)、米イ ンテル日本法人、JR東日本(9020)の3社が各42億円、大和証券グ ループ本社(8601)が23億円。

ヤフー(4689):31日付の日経新聞朝刊によると、ソフトバンク (9984)が全額出資会社SBBMを通じて保有するヤフー株の大部分 をグループ外に売却したことが30日分かった。ソフトバンクのヤフー に対する連結ベースの持ち株比率は一時的に下がるが、その後のヤフー の自社株消却により3月末時点のヤフー株保有比率は42.09%とわず かに上昇するという。

ナガワ(9663):08年10月20日の取締役会で決議した自己株買い の取得期間を従来の「3月31日まで」から「9月30日まで」に延長 する。3月30日までに買い付けた自己株式の累計は発行済み株式総数 の1.27%に相当する20万7700株で、取得上限300万株の約7%。

菊水電子工業(6912):発行済み株式総数の1.08%に相当する10 万株を上限に自社株買いを行う。取得期間は4月1日から来年3月31 日までで、取得総額の上限は4000万円。

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