NY銅先物:6週間ぶり大幅下落、景気低迷による需要後退懸念が再燃

30日のニューヨーク銅先物相場は 約6週間ぶりの大幅下落となった。米政府当局者が国内の銀行や自動車 メーカーへの追加的な公的支援の可能性に言及したことで、世界的な景 気低迷で原材料需要が後退するとの懸念が再燃した。

米政府が自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)のリック・ワゴ ナー最高経営責任者(CEO)の退任を要求したことを受け、商品19 銘柄で構成するロイター・ジェフリーズCRB指数は約1週間ぶりの安 値を付けた。銅相場はここ1年間、金融市場の混乱や自動車・住宅市場 の低迷、雇用情勢悪化で経済成長が下押しされるなかで54%下落して いる。

RBCキャピタル・マーケッツの工業用金属担当責任者、アレック ス・ヒース氏(ロンドン在勤)はリポートで「厳しい現実に直面するこ とで、先週高まった高揚感が若干はぎ取られた」とし、GMなどのニュ ースは「景気回復に関する懐疑的な見方を強調するものだ」と指摘した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門の銅先物 相場5月限終値は前週末比7セント(3.8%)安の1ポンド=1.766ド ル。中心限月の取引としては、2月17日以来で最大の下落だった。

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