欧州株:4週間ぶり大幅安-米銀業績不安や自動車再建への懸念で

欧州株式相場は下落し、4週間 ぶりの大幅安となった。ガイトナー米財務長官が29日に、一部の米 銀には大規模な政府支援が必要となるとの見通しを示したほか、米政 府当局者が自動車メーカー、ゼネラル・モーターズ(GM)とクライ スラーについて、破産申請が最良の選択肢かもしれないと発言したこ とが材料視された。

銀行株では、ドイツ銀行と仏BNPパリバが大幅安となった。独 自動車メーカーのダイムラーと、同業の仏プジョーシトロエングルー プ(PSA)も安い。米政権幹部が、GMとクライスラーが政府から の追加支援を正当化するには再建計画を全面的に修正する必要がある と指摘したことがきっかけ。

原油・金属相場の下落を背景にオーストラリア鉱山大手のBHP ビリトンを中心に資源株が売られた。

ダウ欧州株価指数は前週末比3.8%安の170.45と、2日以降で 最大の値下がりとなった。ダウ・ユーロ50種株価指数は前週末比

5.1%安、ダウ・欧州50種株価指数は4%下げた。

アバディーン・アセット・マネジメントの世界株式部門責任者、 スティーブン・ドハーティー氏は、「悪い材料はまだ全然で尽くして いないことをあらためて思い知らされた。企業が利益を出さない限り は、株価回復は持続できない。銀行システムが正常化するまでは起こ らないだろう」と語った。

ダウ欧州株価指数を構成する銀行銘柄は8.5%下落し、19産業グ ループの中で最大の下落を記録した。ドイツ銀は12%安、BNPパ リバは9.6%下げた。イタリアのウニクレディトは13%下落した。

スペインのサンタンデール銀行は7.5%安。スペイン政府が地域 金融機関カハ・カスティージャ・ラ・マンチャに公的資金を投入する 方針を打ち出し、16年ぶりの大型救済に動いたことがきっかけ。

ダイムラーとプジョーはいずれも9.2%下げた。BHPビリトン は7.5%安となった。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前週末比135.94ポイント(3.5%)安の

3762.91。FTオールシェア指数は64.68ポイント(3.3%)下げ

1906.81。

ドイツのDAX指数は214.32ポイント(5.1%)安の3989.23。 HDAX指数は102.40ポイント(4.9%)下げ1977.13。

フランスのCAC40指数は121.28ポイント(4.3%)低下し

2719.34で終了した。

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