フィッチ:ABSの相手方リスク査定見直し-リーマン後の混乱受け

格付け会社フィッチ・レーテ ィングスは、資産担保証券(ABS)のカウンターパーティー(取 引相手方)リスクの査定方法の変更を検討している。米リーマン・ ブラザーズ・ホールディングスの破たん後の市場混乱を受けて、損 失限定の方法を模索する。

フィッチによると、同社は30日から、査定方法についての提 案に対し銀行関係者や投資家、規制当局の意見を募る。変更には損 失に備えて差し出す担保の増額や格付けの低い金融機関が取引相 手方となるのを防ぐ案などが含まれる。変更を決めれば新条件を満 たさないABSは格下げされることになる。

フィッチのロンドン在勤マネジングディレクター、スチュアー ト・ジェニングス氏は27日のインタビューで、「今すぐこうしな ければならない、と言うのではない。われわれは市場と対話する必 要がある」と語った。

フィッチは昨年、リーマンがカウンターパーティーとなった住 宅ローン担保証券39銘柄を格下げした。ABSの発行体は原資産 と証券の価格差による損失をヘッジするため、カウンターパーティ ー(銀行や保険会社)から保証契約を購入する。リーマンが破たん した際には証券の保有者が損失を被った。スタンダード・アンド・ プアーズもABSのカウンターパーティーリスクを見直している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE