3月英住宅価格は下落ペース鈍化、ローン承認件数増-底打ち示唆(2)

英ホームトラックの調査による と、3月の英国の住宅価格下落は過去10カ月で最も緩やかなペース となった。また、2月の住宅ローン承認件数は昨年5月以来の高水準 だった。同国の住宅市場が底を打ちつつある可能性が示唆された。

ホームトラックの30日付リポートによると、イングランドとウ ェールズの3月の住宅平均価格は前月比0.6%低下して15万6100 ポンド(約2192万円)。イングランド銀行(英中央銀行)は同日、 2月の住宅ローン承認件数が3万8000件に増加したと発表した。

失業者の増加や1980年以来最も深刻なリセッション(景気後 退)を受け、英国の住宅需要は落ち込んでいるものの、回復の萌芽 (ほうが)が見られるとの声もある。

ホームトラックの調査責任者、リチャード・ドネル氏は、「市場 の状況は依然として極めて厳しく、景気見通しはばら色からは程遠い ものの、不動産仲介業者は昨年秋ほど積極的な値下げを行っていな い」と指摘。「今の緩やかな回復は季節的な要因が主だが、積み上が った潜在需要も下支え要因になっている」と分析した。

ホームトラックによると、売買合意件数が増加しており、購入を 検討している見込み客の不動産仲介業者への登録も伸びているという。

ただ、同社は住宅の価格下落は今年いっぱい続くとみている。3 月の価格は前年同月比では10.3%下落だった。

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