3月のユーロ圏小売業景気指数:44.1に上昇-50割れ続く(2)

ブルームバーグ・ニュースが30 日発表した3月のユーロ圏小売業景気指数(季節調整済み)は44.1 となった。前月の42.4(改定前=42.3)から上昇したものの、雇用 削減や消費者信頼感の悪化が家計支出への重しとなり、指数は縮小・ 拡大の分かれ目となる50を昨年6月から10カ月連続で下回った。統 計はマークイット・エコノミクスがまとめた。

ING銀行の上級エコノミスト、マーティン・ファンフリート氏 (アムステルダム在勤)は「身近な人々が職を失ったとしたら、考え た末に消費者は現在保有している自動車やテレビをもう1年使うだろ う。インフレ率低下で購買力は改善するなど、消費者にとって一部で は明るい光があるため、小売業は鉱工業分野ほど劇的な悪化ではな い」と語った。

原油価格がピークだった昨年7月以来で約3分の2下落したこと を受け、2月のユーロ圏インフレ率は1.2%と、1999年以来の低水準 となった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト28人の調査中央 値では、インフレ率は3月に0.7%まで鈍化したと見込まれている。 3月のインフレ率は31日に発表される。

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