ロシアは今年マイナス4.5%成長に、経済危機の影響波及-世銀予想

【記者:Paul Abelsky】

3月30日(ブルームバーグ):世界銀行は30日、今年のロシアの 経済成長率がマイナス4.5%に落ち込む公算が大きいとの見通しを明 らかにした。原油安と世界的な経済危機の悪影響波及に伴い、失業が 増加し、貧困層が拡大するとみている。

世銀は30日公表した報告で、「経済危機が世界中の実体経済に引 き続き広がるなかで、当初予想されたようにロシアや他の諸国の景気 が早期に回復する公算はもはや小さい」と指摘した。世銀は昨年11 月時点では、原油価格が1バレル=75ドルで推移し、世界の景気が拡 大するとの想定に基づき、今年のロシアの経済成長率をプラス3%と 予測していた。

世銀は、今回の景気下降について、ロシア政府が債務400億ドル のデフォルト(債務不履行)に陥り、通貨ルーブル切り下げを余儀な くされた1998年のロシア危機の後よりも長く、深刻なものとなる可能 性があると分析。信用収縮と原油安に伴う失業率上昇と所得減少によ って、景気縮小が長期化する恐れがあるとしている。

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