韓国の現代自:米国で販売増加、危機はトヨタに追いつくチャンス

米自動車市場が過去28年で最大 の落ち込みとなるなか、韓国のヒュンダイモーターカンパニー(現代 自動車)が勢いに乗っている。

米国ではトヨタ自動車の各モデルへの需要が急減する一方、現代 自は販売を伸ばしている。米国向けに投入した初の高級車「ジェネシ ス」は1月にデトロイトで開かれた自動車ショーで、北米カー・オ ブ・ザ・イヤーを受賞。約3カ月後には、韓国で同社初のハイブリッ ドカーを発売する。現代自の株価は年初から36%上昇している。

現代自の鄭夢九(チョン・モング)会長は10年間にわたり低価 格車依存からの脱却を推し進めており、同社は通貨ウォン安の追い風 も受けている。過去半年でウォンは対ドルで13%下落。この間、円 は8.5%上昇した。トヨタが今期、59年ぶり最終赤字に転じる見通し であるのに対し、アジア乗用車4位の現代自は、販売増加にウォン安 が重なり、黒字を維持している。

KTBアセット・マネジメントのチャン・インワン社長は「現代 自にとっては、トヨタに追いつくまたとないチャンス」と語る。「現 代自は今後1、2年、自社の機会創出のために今回の危機を最大限に 活用すべきだ」と述べた。

世界大恐慌以来で最悪の金融危機が乗用車需要を直撃し、米国内 の販売台数は年初から39%減少した。一方、現代自の米国内販売台 数は4.9%増加。同社の韓国での20%減少の衝撃を和らげる一助とな っている。韓国政府は需要喚起のための減税を計画している。

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