【個別銘柄】輸出、不動産、ニトリ、日東電、武富士、北越紙、マツダ

30日の日本株市場における主な材 料銘柄の値動きは以下の通り。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が前週末比3.7%安の3140円 など軒並み安い。午後に一時1ドル=96円台半ばと、午前の日中安値 (98円32銭)から1円以上円高が進行。米政府が米自動車大手の破産 法申請の可能性に言及し、株価下落リスクが嫌気されて円が買い戻され た。輸出株には逆風となり、自動車や電機株などが徐々に値を下げた。

不動産関連:東証1部の不動産指数は8.2%安の608.66ポイント と11営業日ぶり反落し、33業種の中で下落率1位となった。マンショ ンや戸建不動産販売・仲介のアゼル(1872)が30日、破産手続き開始 の申し立てを決議したことを受け、信用不安が高まった。個別では、三 菱地所(8802)が9%安の1133円、野村不動産ホールディングス (3231)が5.3%安の1585円など。

ニトリ(9843):4.5%高の5870円。一時7.8%高の6060円と、 約1カ月半ぶりに投資家の長期売買コストを示す200日移動平均線を 回復した。値下げによる集客に成功し、10年2月期連結純利益は11期 連続で過去最高益を更新する見通し。野村証券金融経済研究所は投資判 断を3段階評価の「2(中立)」から「1(買い)」に引き上げた。

日東電工(6988):6.9%安の2015円。一時7.4%安の2005円 と、取引時間中の下落率としては1月13日(7.5%)以来の大きさ。 事業構造改革費用を特別損失に計上するため、09年3月期純利益予想 を5億円に下方修正したことが嫌気された。従来予想は55億円。

武富士(8564):8.9%安の481円。米格付け会社ムーディーズは 27日、武富士の格付けを「Baa1」から「Baa2」に格下げした。 見通しは「ネガティブ(弱含み)」。利息返還損失引当金の追加的な繰 り入れなどで、リスク許容度が相対的に低下したなどとしている。

北越製紙(3865):8.2%安の416円。紀州製紙(3882)を株式 交換で完全子会社化すると発表したが、買収額が業界平均を若干上回っ たため、統合効果を見極めたいとの見方が広がった。生産ラインの停止 で減損損失が発生することも発表された。紀州紙は25%安の86円。

マツダ(7261):12%安の171円。日興シティグループ証券は27 日、「為替感応度が高いが、数量減少の影響が大きい」などと指摘し、 投資判断を「2(中立)」から「3(売り)」に引き下げた。

JFEホールディングス(5411):8.4%安の2195円。鉄鋼需要 の低迷長期化の観測で鉄鋼株が軒並み下げる中、輸出比率の高さや得意 の造船用厚鋼板価格が大幅に下げたことなどで、下落が大きくなった。 競合する新日本製鉄(5401)は5.6%安の269円。

シチズンホールディングス(7762):3.7%高の426円。30日付 の日刊工業新聞は、同社が12年3月期までに、「ブローバ」ブランド の腕時計の売上高を09年3月期見通しの2倍の400億円へ引き上げる と報じた。

FDK(6955):9.4%高の152円。富士通(6702)は27日、持 ち分法適用関連会社であるFDKの第三者割当増資を引き受け、5月1 日から連結子会社化する予定だと発表した。引受総額は110億円。富 士通は4.5%安の365円。

ユー・エス・エス(4732):8.5%安の4440円。新車販売の低迷 で、オークションに出される中古車数も減少すると警戒された。日興シ ティグループ証券は27日、投資判断を「1(買い)」から「2(中 立)」に引き下げた。同社は中古自動車オークション運営で最大手。

愛媛銀行(8541):5.4%安の263円。金融システムの混乱が続く と予想される上、有価証券の減損などを今期に実施することから、09 年3月期の連結純損益は34億円の赤字(従来計画の16億円の黒字) に転落する見通しになった。

ネットプライスドットコム(3328):5000円(9%)高の6万 800円ストップ高。30日付の日本経済新聞朝刊は、同社が31日から特 売品を扱うサイトで「最低価格保証」のサービスを始めると報じた。ネ ットプライスの商品より安いサイトを見つけた利用者から報告があれば、 事実を確認した上で同額に引き下げるという。

カスミ(8196):4.6%安の395円。関東を中心に、スーパー135 店をチェーン展開する。09年2月期決算速報は、25%の営業減益とな り、事前予想を13%下回った。価格競争激化などで既存店販売が低迷 したうえ、人件費などの上昇で利益率が悪化した。

ウェザーニューズ(4825):0.8%高の1226円と11連騰。主力の 海事気象が海運会社向けなどに好調、第3四半期累計(08年6月-09 年2月期)業績は53%の営業増益となった。会社側の想定を上回り、 通期業績は据え置かれた計画を上回ると期待した向きから買いが入った。

海運株:商船三井(9104)が7.5%安の495円、川崎汽船 (9107)が8.6%安の310円など軒並み下げ、東証海運指数は7.2% 安で業種別33指数の下落率3位。実体景気の悪さに警戒感が根強い中、 ばら積み船の国際運賃市況をバルチック・ドライ・インデックスが27 日まで13日続落となっており、売り優勢の展開が続いた。

キユーピー(2809):0.7%高の1023円、午後の取引では一時

2.2%高の1038円まで買われる場面があった。午後2時に発表した第 1四半期(08年12月-09年2月)の連結業績では、物流事業の改善 や販売管理費の抑制が奏功し、営業利益が前年同期比22%増の26億円 と伸びた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE