USSが急反落、オークション向け車数減少を警戒-日興シ証が格下げ

中古自動車オークション運営で最 大手のユー・エス・エス(USS)の株価が急反落。新車販売の低迷で、 オークションに出される中古車数も減少すると警戒された。株価が短期 間で急上昇した結果、一部のアナリストが強気の投資判断を見直したこ とも売りにつながった。

株価は取引開始直後から売り注文優勢。午前終値は前週末比

7.4%安の4490円。一時は同8.3%安の4450円まで売り込まれた。

日興シティグループ証券は27日付でUSSの投資判断を「買い」 から「中立」に引き下げた。担当の松島憲之シニアアナリストは投資家 向けのレポートで、「新車販売低迷による新たな中古車発生量が減少し ているため、オートオークション業界の環境は厳しい」と指摘する。

同氏は、USSは衛星テレビやインターネットの強化、ファイナ ンス事業の展開など、オートオークション事業を強化する戦略を展開し ているものの、「09年3月期は初めての減益になる可能性が高まって きた」と分析、10年3月期も減益を予想する。

ブルームバーグ・データに登録されたアナリスト2人による連結 営業利益予想の平均値は09年3月期が216億円(会社予想は215億 円)、10年3月期が182億円で、いずれも減益が見込まれている。

同社の株価推移をみると、2月24日に3630円と年初来安値を更 新したものの、3月27日には5050円と、一時5000円の大台を回復 した。この間の上昇率(終値ベース)は30%。これに対し、TOPI Xの上昇率は13%、TOPIXサービス指数は7.9%にとどまってお り、USSの株価の急上昇が目立つ。

この日は自動車株が全般に安く、TOPIX輸送用機器指数が6 営業日ぶりに反落した。午前終値は2.4%安の1319.46ポイント。日 興シ証が投資判断を「中立」から「売り」引き下げたマツダのほか、ト ヨタ自動車やホンダも安い。

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