WNIウェ株が11日続伸、海事気象好調で9カ月大幅増益-上振れ期待

気象情報サービスで世界最大手のウ ェザーニューズの株価が11営業日続伸。主力の海事気象が海運会社向け などに好調、第3四半期累計(2008年6月-09年2月期)業績は53% の営業増益となった。会社側の想定を上回ったため、通期業績は据え置 かれた計画から上ぶれると期待した向きから買いが入ったようだ。

この日は買い気配で開始、午前9時5分ごろに前週末比2.8%高の 1250円で2万5100株の売買が成立した。その後も買い注文が優勢で一 時は1255円と、2月6日以来、約1カ月半ぶりの高水準に値を戻した。

WNIウェが27日の取引終了後に発表した9カ月累計業績による と、本業のもうけを示す連結営業利益は前年同期比53%増の17億4600 万円に達した。海事気象が6.9%伸びたほか、道路気象や航空気象など を含めた交通気象が21%成長し、営業利益率は20.2%に向上した。08 年5月通期実績は15.6%だった。

同社IR担当の森下良治氏は、9カ月累計業績は会社側の事前の想 定を上回ったと説明。円高進行に伴い、営業損益ベースで赤字だった欧 州やアジア・豪州の損失額も圧縮された。「海外売上高比率は22-23%。 現地通貨ベースで売り上げを立てて費用などを支払っているため、円高 は費用軽減になる」(森下氏)という。

9カ月累計の地域別売上高は、日本が前年同期比2.5%増の68億円、 欧州が同7.8%減の11億円、アジア・豪州が同5.9%減の6億円、北米 が同25%減の3億円。為替変動で2億6000万円の減収要因があったが、 日本が海運気象などでけん引した。

9カ月累計営業益の通期計画(20億円)に対する進ちょく率は

87.3%。6月に向けて展示会などへの出展を拡充、拡販を行うほか、「グ ローバルビジネスモデル確立のため、研究開発(R&D)を進めている。 いつR&D費が計上されるか分からないこともあり、今回は通期目標を 据え置いた」(森下氏)という。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE