UBS:株価一時8.7%安、巨額評価損や8000人削減を発表との観測

スイスの銀行大手UBSの株価 が30日、一時8.7%安と急落した。スイス紙ゾンタークが29日、同 行が巨額評価損と8000人の削減を発表する可能性があると報じたこ とに反応した。

チューリヒ時間午前9時45分(日本時間午後4時45分)現在は 前週末比8.3%安の10.43スイス・フラン。年初来の下落率は29%と なった。23日までの10営業日には53%上げていた。

ゾンターク紙は、UBSが人員を削減するとともにクレジット契 約の履行・買い戻しに絡み約「20億」、クレジット関連の義務で 「数十億の額」の評価損を計上する可能性があると報じた。行内の情 報提供者の話を基に伝えたもので、数字の通貨単位は表記していない。 これらは4月1日に発表される可能性があるという。

チュルヒャー・カントナルバンク(チューリヒ州立銀行)のアナ リスト、アンドレアス・ベンディッティ氏は2009年「1-3月(第1 四半期)に関するアナリスト予想は考え直してみると楽観的に過ぎる ような気がする。同行側からの警告があっても驚かない」と話した。 第1四半期が赤字になる可能性もあるとみている。

同行は08年にスイス史上最悪の209億スイス・フランの赤字を 出し、今月11日には今年の事業見通しについて引き続き「極めて慎 重」と表明していた。

UBSへの電話取材の試みに応答は得られていない。

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