スペイン:地域金融機関に90億ユーロ支援-93年以来の金融救済

スペイン政府は、地域金融機関カ ハ・カスティージャ・ラ・マンチャの資金繰りを支援し、預金者保護 を図るため、最大90億ユーロ(約1兆1700億円)の公的資金を投入 する方針を表明した。同国が金融機関の救済に動くのは、1993年以来 となる。

スペイン銀行(中央銀行)はカハ・カスティージャ・ラ・マンチ ャの経営陣を解任し、管財人を指名したと発表。また、救済策の一環 として、政府が最大90億ユーロの債務保証を約束した。

ソルベス財務相は「スペインの金融システムは引き続き非常に強 固だが、長引く恐れのある困難な経済状態の影響を誰も免れることが できない」と指摘した。

スペインにおける融資焦げ付きは2007年に始まった世界的な金 融危機以後、3倍に増加。不動産ブームは終わりを迎え、失業率は欧 州連合(EU)内で最も高い14%を記録している。政府は今年、1.6% のマイナス成長に陥ると予想している。

インターマネーの主任エコノミスト、ホセ・カルロス・ディエス 氏は「リセッション(景気後退)が続けば、他の中小金融機関の一部 も経営難に陥る可能性がある」と指摘。ただ、「スペインの金融シス テムの健全性は全般に良好であり、とりわけ主要銀行についてはそう 言える」と付け加えた。

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