中国人民銀研究局の張局長:金融サミットで通貨改革の議論呼びかけ

中国人民銀行研究局の張建華局長 は28日、北京での経済フォーラムで、4月2日にロンドンで開催され る20カ国・地域(G20)首脳会議(金融サミット)について、米国の 政策でドルが下落し、ドル建て資産の保有者が打撃を受ける恐れがあ る中、通貨改革を議論する必要があるとの認識を明らかにした。

同局長は「われわれは世界の指導者が通貨システムの改革により 注意を払うよう期待している。ドルは大きな問題に直面しており、米 国の政策でドル相場が下落する恐れがあるだろう」と指摘した。

中国人民銀行の周小川総裁は23日にウェブサイトに掲載した報 告書で、国際通貨基金(IMF)に対して「スーパーソブリン(超国 家)準備通貨」の創設を訴えた。金融サミットには中国から胡錦濤国 家主席や周総裁などが出席する。

張局長は「中国は金融サミットで主導的な役割を果たす準備はま だできていないが、われわれが重要な参加者であるのは確かだ」と指 摘。周総裁のスーパーソブリン準備通貨の提案が「何の異論もなく受 け入れられることはないかもしれないが、金融サミットでのより幅広 い議論につながれば成功だ」と語った。

同局長はドルが一段と安くなれば、「中国をはじめ、多額のドル準 備を抱えるすべての国々にとってリスクが増大する」と述べた。

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