中国株への楽観的観測は「行き過ぎ」-モルガン・スタンレー

米モルガン・スタンレーは27日、 中国株投資家の景気回復をめぐる楽観的観測は「行き過ぎ」だと指摘 し、株主らは「痛み」に耐えなければならなくなるとの見通しを示し た。政府の景気刺激策にもかかわらず、企業収益の減少に歯止めがか かっていないことを理由に挙げている。

モルガン・スタンレーのアナリスト、ジェリー・ルー、ジェーム ズ・カオ、アレン・グイの3氏はリポートで、上海、深セン両証券取 引所の人民元建てA株に連動しているCSI300指数を構成する企業 の2009年の利益が平均15.4%減少すると予想。香港のハンセン中国 企業株(H株)指数の構成企業については26.6%減益とみている。

3氏は、「幾つかのマクロ経済指標の初期的な回復がきっかけとな った最近の市場の楽観的観測は、行き過ぎだと考えている」と説明し た。

リポートが537社の08年通期業績を基に伝えたところでは、1 -6月(上期)の利益が147%増加したのに比べ、7-12月(下期) は31%減少した。アナリストらは、08年下期の本土株式相場の下落 を考えれば、複数の企業が「大幅な投資損失」を計上する可能性があ ると指摘している。

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