豪ドルなど資源国通貨は円やルピーに対して買い-アジア・ジェネシス

ヘッジファンドのアジア・ジェ ネシス・アセット・マネジメントによると、投資家は豪ドルなどの資源 国通貨が円やインド・ルピーなどに対して上昇すると予想した投資を行 なうべきだという。

アジア・ジェネシスのマネジングディレクター、チュア・スーン ホック氏は、中央銀行による金融システムへの資金供給拡大でインフレ が高進し、そのリスクをヘッジする手段として原材料への投資妙味が高 まるとの見方から、オーストラリアやブラジル、ロシアといった資源国 の通貨は上昇する可能性が高いと分析した。

チュア氏はインタビューで、「資源の豊かな国の通貨は資源の乏 しい国の通貨に対して上昇するはずだ」と述べ、「各国が紙幣を増発す ればインフレは高進せざるを得ない。インフレが高進した際にどこに投 資すべきかと問われれば、資源だろう」との見方を示した。

ブルームバーグがまとめたデータによると、チュア氏が運用する ジャパン・マクロ・ファンドの過去1年間のリターンは19%と、同種 のファンド9割を上回った。

豪ドルは今週、対円で5週連続高となる勢いを見せており、シド ニー時間午後2時41分(日本時間午後零時41分)現在、1豪ドル= 68円84銭(先週末のニューヨーク市場終値は65円88銭)。24日に は69円62銭と昨年11月5日以来の高値を付けた。

オーストラリアにとって主要輸出品上位3番目である金は2四半 期連続の上昇となる勢いを見せており、年初来で5.6%高。19の原材 料価格の指標であるロイター・ジェフリーズCRB指数は3週連続高と なりそうだ。

チュア氏は資源の乏しい国の通貨として日本の円とインド・ルピ ーを挙げた。さらに、豪ドル・円の取引は3つの資源国通貨で「流動性 が最も高い」ため豪ドル買い・円売りが最もいい取引だと指摘。「流動 性は重要であり、誤っていた場合でもすぐに撤退できる」と述べた。

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