期末の資金手当てにめど、金利がピークアウト-コール取引落ち込む

短期金融市場では大方の金融機関 が3月期末の資金手当てにめどを付けたもようだ。レポ(現金担保付 債券貸借)や日銀オペの金利がピークをつけて低下したためだ。日銀 の潤沢な資金供給を背景に、無担保コール取引の残高は3年半ぶりの 水準まで落ち込んだ。

27日の東京レポレートは、期末越えとなったスポットネクスト物 が前日比1.1ベーシスポイント(bp)高い0.172%までの上昇にとどま った。4兆円に増額された国債買い現先オペの最低落札金利は1bp低 い0.15%に低下。同取引は前日に実質的な上限である日銀補完貸付金 利0.30%を付ける場面もあったが、この日に急低下した。

日銀は午後の共通担保資金供給オペの実施を見送っており、大方の 銀行は資金を確保したもよう。市場関係者によると、スポットネクス ト物の無担保コールは0.25-0.30%で取引され、証券会社が最終的な 資金を調達したという。

銀行の準備預金残高(除くゆうちょ銀)は必要額の2倍を超える 11兆円程度で調節されており、超過分には0.1%の利息も付くため、無 担保コール翌日物は取引が減少。短資協会が公表した26日の無担保コ ール残高は前日比3425億円減の6兆5229億円と、2005年9月30日以 来の低水準になった。

CP発行減少、金利は底ばい

31日受け渡し分が取引されたコマーシャルペーパー(CP)市場 では、償還額1兆3000億円程度に対して、発行額は1700億円程度にと どまったもよう。早めに資金を確保した企業が多く、大幅な減少にな った。

期末は有利子負債の圧縮でCP発行は減るが、前年度末は3兆円程 度の償還に対して発行は1兆3000億円程度あったという。発行金利は 短期国債を下回る水準で底ばい。最上位格付けa-1プラスの電力会 社が3週間物を0.165%、J-1プラスの通信会社が9日物を0.16%で 発行した。ノンバンク・リース会社の発行は少なかった。

取引の受け渡しが新年度入りした短期国債市場では、新発国庫短期 証券(TB)3カ月物13回債利回りが1bp低下の0.25%、償還5月7 日の11回債は前回の取引より3.5bp低い0.225%まで買われた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE