ヘッジファンドとPE投資会社:米金融規制の流れには「逆らえず」

長年、米政府による監督強化に 反対してきたヘッジファンドやプライベートエクイティ(PE、未公 開株)投資会社は、米金融規制改革の対象に含めようとするオバマ米 政権の計画から逃れられないとして、規制を受け入れる姿勢を見せて いる。

米PE投資会社カーライル・グループの共同創設者、デービッ ド・ルーベンスタイン氏は26日、ニューヨークでの会議で「われわ れは加速している列車の前に立ち塞がることはできないだろう」と述 べた。

ガイトナー米財務長官は同日、信用市場の干上がりや大恐慌以来 の大幅な株安を受け、米金融システムへの信頼回復には「ゲームの新 しいルール」が必要だと強調。ヘッジファンドとPE投資会社に米証 券取引委員会(SEC)への登録や資産の情報開示を義務付ける案を 提唱した。

キニコス・アソシエーツの創設者で、ヘッジファンド団体「コア リション・オブ・プライベート・インベストメント・カンパニーズ」 の責任者を務めるジェームズ・チャノス氏は、26日のブルームバー グテレビジョンのインタビューで、「業界は規制の要求を予想してお り、合理的な範囲内であれば受け入れる」と語った。

ヘッジファンドとPE投資会社は、金融規制改革案に基く監視の 対象とされる「金融システム上重要」ないし金融市場に打撃を及ぼし 得る会社にも該当する。監督機関には、ヘッジファンドなどが市場を 脅かすと判断される場合、管理下に置く権限が付与される。

銀行との違い

ガイトナー長官は、資本や流動性、損失引当金の基準が設定され ている銀行と同じように、すべてのヘッジファンドを規制する考えは ないと述べた。

同長官は下院金融委員会の公聴会で「将来、彼らの一部が個別に、 システミックな規模に達した場合、銀行を対象とする現行の法制度と 似た枠組みが必要になると考える」と語った。

ただガイトナー長官は、「システミックな規模」の具体的な内容 を示さなかった。

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