経産省:4-6月粗鋼生産は43%減へ、1-3月比で横ばい(3)

経済産業省は27日、2009年度第 1四半期(09年4-6月)の粗鋼生産量が前年同期比42.6%減の 1783万トンになるとの見通しを発表した。世界的な在庫調整による鉄 鋼需要の急速な縮小により、1-3月に引き続き39年ぶりの低水準と なる見込みだ。

1-3月実績は1768万トンと1968年10-12月(1751万トン) に次いで史上2番目の低水準となる見込み。4-6月は1-3月と比 較して0.8%増えるが、実質ほぼ横ばいの水準を予測している。

同時発表した需要見通しの内訳は、普通鋼が前年同期比26.6%減 の1576万トン、特殊鋼が同50.0%減の282万トン。普通鋼の用途別 需要見通しは、自動車が45.2%減、産業機械が42.6%減と大幅に減少 するなど全分野で減少すると予想している。

会見した経産省・製造産業局鉄鋼課の石川正樹課長は「自動車業 界で在庫調整が進展するものの、造船、機械、重電向けなどは悪化し、 底ばいとなる。7-9月は実需が回復すると期待するが、鋼材や半製 品の在庫が減少しないと粗鋼生産の回復に結びつかない」と話した。

鉄鋼連盟が30日公表予定で、鋼材需給の指標とされる薄板3品 (熱延・冷延・表面処理鋼板)の2月末国内在庫、過去最高だった1 月の473万トンから「目に見えて減少するが、代わりに厚鋼板在庫に 増加の兆しが出ている」(石川課長)としている。

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