日本株は上げ縮小、銀行株が下落転換-急ピッチの上げと米株安を警戒

午後の日本株相場は上げ幅を縮小。 午前は前日比206円高まであった日経平均株価が一時8円高まで値を 下げた。急上昇による高値警戒感が広がるなか、日本時間午後のシカゴ 24時間電子取引システム(GLOBEX)指数先物が下げ幅を広げて おり、きょうの米株式相場の下落を警戒した動きになっている。

野村証券投資情報部の品田民治課長は、「製造業を中心に内需株な ども含めて資金が循環しながら、日経平均1万円を目指す展開」を予想 している。しかし「上昇ピッチが速いうえ、週末を控えて調整が入りや すい」とも指摘した。

業種別では、みずほフィナンシャルグループなど銀行株が下落に転 じた。東京電力など電気・ガス株や医薬品株など、景気動向に左右され にくいディフェンシブ株が安い。半面、為替相場の円安傾向を受け、ト ヨタ自動車など輸出株は堅調。

午後1時11分現在の日経平均株価は前日比97円45銭(1.1%) 高の8733円78銭。TOPIXは同9.07ポイント(1.1%)高の

835.88。東証1部の騰落状況は値上がり銘柄数958、値下がり615。 業種別33指数は23業種が上昇、10業種が下落。

株価指標に過熱感-騰落レシオは122%

急ピッチの上げに対する警戒感が強まっている。投資家の心理状況 を示す東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は前日時点で122%。 過熱感を示すとされる120%を08年5月23日以来超えた。また、日 経平均の25日移動平均線(7654円)からのかい離率は15%以上。一 般的に5%以上かい離すると、過熱感があると言われている。

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