ラウンドワ株が急落、複合要因での業績低迷長期化を懸念-需給不安も

複合遊技施設を展開するラウンドワ ンの株価が一時、前日比12%安の704円と急落。アミューズメント施設 の収益環境が悪化しているうえ、出店取り止めで今期(2009年3月期) の当期利益は従来計画を下回る見込み。転換社債型新株予約権付社債の 発行で株式需給不安も高まり、売りが先行している。

同社は26日、業績予想の修正を発表した。今期の連結純利益は前期 比51%減の45億円(従来予想50億円)となる見込み。来期に府中店(仮 称)の出店を予定していたが、投資効率を見直して出店を取り止めるこ とで特別損失が発生することが響く。

いちよし経済研究所の鮫島誠一郎アナリストは「業績予想の修正は 想定通り。ただしアミューズメント施設は、ゲーム機のヒット不在や巣 ごもり消費、若者のゲーム離れなど複合要因から厳しい状況にある」と 語る。今期純利益は大幅減益見込みだが、同氏は来期も減益を予想する。

一方、会社側は同時に、第三者割り当てによる無担保転換社債型新 株予約権付社債(強制転換価格修正条項付)と新株式の発行も発表した。 調達による手取概算額は111億5000万円(新株予約権付社債71億7900 万円、新株発行39億7100万円)。新株予約権付社債は日興シティグル ープ証券、新株は杉野公彦社長らが引き受ける。

鮫島氏は、第三者割り当てで同社社長が株式を引き受けることはポ ジティブだと評価。その一方、強制転換価格修正条項付の新株予約権付 社債は過去に財務不安の高まった企業が数多く発行した経緯があり、「そ の連想から投資家に売り材料視されやすい」(同氏)ことも指摘した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE