日オラクル株が大幅続伸、第3四半期増益は予想外-コスト絞り込み

日本オラクルの株価が大幅続伸。前 日比13%高の3970円と、1月7日以来、約2カ月半ぶりの高値水準に 値を戻した。企業がIT(情報通信)化投資を抑制する動きを強めるな か、コスト削減により収益性を高めている。26日に公表した第3四半期 (2008年12月-09年2月)決算が予想以上に良く、買いが膨らんだ。

第3四半期の単独営業利益は前年同期比11%増の103億円。システ ム運用や企業向けコンサルティングなどを手がけるサービス部門が好調 だったほか、経費抑制などで営業利益率が37.5%と、4.5ポイント改善 したことが奏功した。

CSK-IS金融経済研究所の川崎朝映シニアアナリストは「第3 四半期は減益とみる投資家が多いなか、外注費などを削り、大幅増益と なったことがサプライズ視されたようだ。これほどコストを削減できる とは思わなかった」と述べた。第1、2四半期の販売管理費は70億円程 度だったが、第3四半期は52億3400万円に押さえ込んだ。

会社側が据え置いた今期(09年5月期)業績予想は、売上高が前期 比6.0%増の1210億円、営業利益が同1.2%増の392億円。企業業績の 悪化により、主力のデータベースやミドルウエアの販売が伸び悩むとの 見方が多い。川崎氏は「製品が売れない限り、足元で伸びているサポー トサービス部門も先細りする。見通しはさほど良くない」と述べていた。

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