短期市場:翌日物0.10%付近、レポは小幅低下-日銀現先オペ拡大

短期金融市場の無担保コール翌日 物は0.10%付近で推移。資金不足日にあたるが、銀行の資金繰りには 余裕があり、取引は低調だ。期末をまたぐレポ(現金担保付債券貸 借)は、余剰資金を消化する需要や日本銀行の国債現先オペ拡大を受 けて小幅低下している。

翌日物は前日の加重平均0.097%に対して、0.10%付近で取引され た後は信託銀行の調達希望が0.08%となっている。期末・期初物(3 月31日-4月1日)の調達希望は証券会社で0.2%台半ば、地銀は

0.1%台半ばとなっているが、運用希望は見られない。

インターバンクの市場関係者によると、日銀口座に0.1%の付利が あるため、0.1%以下でも運用できる資金がなければ取引は成立しづら い状況で、閑散相場が続いているという。期末・期初物はコールの運 用が見られず、レポとの裁定取引も入りづらいもようだ。

この日は財政融資資金の回収や国庫短期証券(TB)の発行で2.8 兆円の資金不足になり、当座預金残高や準備預金残高も減少するが、 調達意欲は高まらない。準備預金の積みの進ちょく率かい離幅が11% を超えており、余剰資金を抱えづらい状況だ。

期末レポ0.25%前後

レポは2営業日後に始まるスポットネクスト物が期末越えにあたる。 資金の運用希望0.25-0.26%に対し、調達希望は0.23-0.24%と、前 日の取引水準0.27-0.30%から小幅低下している。短期国債に銀行の 買いが強まるなど、期末の余資を消化する動きが出ており、金利は低 下の方向が見込まれている。

日銀は午前9時30分、期末越えとなるスポットネクスト物の国債 買い現先オペを前日より1兆円多い4兆円に拡大した。1週間物(3 月31日-4月7日)は1兆円で横ばい。前日の平均落札金利はスポッ トネクスト物が0.164%、1週間物は0.199%だった。

午前9時20分の即日実行の定例金融調節は見送られ、この日の当 座預金は8000億円減の15兆6000億円程度、準備預金(除くゆうちょ 銀)は2000億円減の11兆円程度になる。準備預金の必要積立額(1日 平均)は4兆400億円。

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