【個別銘柄】不動産、三菱UFJ、太陽光関連、コマツ、郵船、北越紙

更新日時

27日の東京株式相場における材 料銘柄の終値は以下の通り。

不動産投資信託(REIT)関連:東証REIT指数は8.4%高の

904.31ポイントで終了。午後も一段高した。27日付の日本経済新聞朝 刊は、与党が資金繰りの厳しいREITを支援するため、官民共同の投 資ファンドを設立する方向で検討に入ったと報道。資金規模を1兆円と するとも伝わっており、REIT銘柄に買いが集まった。不動産株も高 く、三井不動産(8801)が3.0%高の1223円、三菱地所(8802)が同

1.6%高の1245円。

三菱UFJフィナンシャルグループ(8306):2.4%安の527円。 朝方に553円まで買われ、約2カ月半ぶりの高値を付けたが、午後は 売りが優勢だった。三菱UFJと米モルガン・スタンレーは、2010年 3月末をめどに日本で営業するそれぞれの証券会社を経営統合すると 26日発表した。統合後の新会社には三菱UFJが60%、モルガンが 40%を出資する。ゴールドマン・サックス証券は「営業基盤は強化さ れるも効果は未知」(鮫島豊喜アナリスト)と指摘した。

トクヤマ(4043)など太陽光関連:6.5%高の653円。クレディ・ス イス証券は27日、投資家向けリポートで、「中国の代替エネルギー需 要が伸びれば、日本の関連企業の収益にも好影響を与える」(山田真也 アナリスト)と指摘した。東洋炭素(5310)が10%高の3630円、古河 スカイ(5741)が7.3%高の147円、日本板硝子(5202)が6.0%高の 267円となった。

コマツ(6301):6.4%安の1121円と反落。27日付の日本経済新聞 朝刊は、同社の10年3月期の連結営業利益(米国会計基準)が今期予 想比で5割超の減益になると報道した。中国の製造業購買担当者指数 (PMI)改善により、足元でTOPIXをアウトパフォームしてきた 同社株だが、「中国の受注の端境期にあたる4-5月は、業績予想の公 表などと重なるため、株価もネガティブになる」(東海東京調査センタ ーの大平光行アナリスト)との見方もあった。

日本郵船(9101):3.9%安の414円。世界景気の減速に伴い、荷動 きが鈍化、今期(09年3月期)連結純利益予想を前期比88%減の140 億円に減額修正した。従来予想の730億円からは81%の引き下げとな ったため、収益環境は依然厳しいとみられた。日興シティグループ証券 は26日付で同社の投資判断を「中立」から「売り」に変更。

日本興亜損害保険(8754):1.8%安の615円。筆頭株主であるサ ウスイースタン・アセット・マネージメントは、6月の株主総会で兵頭 誠社長の再任に反対票を投じると26日発表した。業績低迷などを理由 に昨年の総会でも同様に反対したが、再任は可決された。サウスイース タンは別の取締役候補者を提案する意向。

北越製紙(3865):日経テレコンは午後2時ごろ、同社が同業10 位の紀州製紙(3882)を買収すると報道。東証は午後2時2分から両 銘柄の取引を一時停止した。売買停止前の価格は、北越紙が3.0%高の 453円、紀州紙が35%高の115円。北越紙と紀州紙は午後3時30分に 「北越紙が紀州紙を株式交換で完全子会社化することで合意した」と発 表。午後6時から記者会見。

半導体:軒並み高。パソコン用DRAMスポット価格の急騰を受け、 半導体市況の底入れによる業績回復を期待した買いが集まった。エルピ ーダメモリ(6665)が12%高の735円、NECエレクトロニクス (6723)が7.0%高の704円。東京エレクトロン(8035)が1.8%高の 3950円など。

日本オラクル(4716):10%高の3880円。一時ストップ高(制 限値幅いっぱいの上げ)に相当する14%高の4020円まで買われ、08 年11月28日以来、約4カ月ぶりの高値を付けた。システム運用や企 業向けコンサルティングなどを手がけるサービス部門が好調で、08年 6月-09年2月期の9カ月累計単独純利益は前年同期比2.7%増の 164億円。09年5月通期の業績については従来予想を据え置いた。

アインファーマシーズ(9627):5.0%高の1650円。東京証券取引 所から東証2部への上場承認を受けた。上場予定日は4月2日。同日以 降もジャスダック証券取引所への上場は継続する。

ラウンドワン(4680):ストップ安(制限値幅いっぱいの下落)に 相当する13%安の698円。アミューズメント施設の収益環境が悪化し ているうえ、出店取り止めで今期(09年3月期)の当期利益は従来計 画を下回る見込み。転換社債型新株予約権付社債などの発行で株式需給 不安も高まり、売りが先行した。

ノリタケカンパニーリミテド(5331):1.0%安の295円。自動車や 電子・半導体向けの工業機材事業の低迷に、繰り延べ税金資産の取り崩 しもあり、09年3月期の連結純損失は従来計画の倍に膨らむ見通しと なった。4円50銭と計画していた期末配当も未定に見直し、投資に慎 重な姿勢が広がった。

ダイセル化学工業(4202):0.8%安の384円。今期(09年3月 期)の連結純利益予想を前期比89%減の15億円に下方修正した。従来 予想は50億円だった。有機合成事業などの需要不振の影響が予想以上 に大きくなっているとして、業績先行き懸念が広がった。

トーメンエレクトロニクス(7558):0.9%安の1021円。09年3 月期の連結純利益予想を前期比65%減の7億5000万円に下方修正し た。従来予想は19億3000万円。デジタル家電向け画像関連デバイス などの落ち込みと、半導体事業でのれんの減損が膨らむことが響く。

キューソー流通システム(9369):第1四半期(08年12月-09年 2月)決算を公表した午後2時15分以降に急落、0.9%安の931円と この日の安値で終了。第1四半期の連結売上高は前年同期比2.7%減の 333億円。主力の食品メーカー物流が低迷したほか、加工食品の出荷が 伸び悩んだ。営業利益は1900万円と、赤字だったから黒字に転換した。

大手私鉄株:東京急行電鉄(9005)が2.5%安の434円、東武鉄 道(9001)が1.8%安の504円、近畿日本鉄道(9041)が2.4%安の 401円。UBS証券は26日付の投資家向けリポートで「私鉄に対して はやや弱気」(原田潤アナリスト)とした。不動産分譲や百貨店など景 気感応度の高い関連事業を有していることや、景気拡大期に決定された 設備投資負担の重さなどに注意すべきという。

セブン銀行(8410):6.7%高の26万6200円。大和総研は26日付 で同社株のカバーを開始。「景気後退局面でも利益成長を期待できる」 (渡辺和樹アナリスト)として、投資判断を「1(買い)」とした。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE