東京製鉄:鋼板供給でソニーと交渉、家電大手向け初の納入へ

電炉最大手の東京製鉄は薄型テレ ビ向け鋼板の供給でソニーと交渉を始めた。実現すれば東京製鉄とし て初の家電大手向け供給となる。東京製鉄総務課の島村弘義係長が27 日語った。

液晶やプラズマ・ディスプレーなど薄型テレビは、従来のブラウ ン管テレビには多く使用されなかった鋼材が、1台当たり4-5キロ 使われており、鋼板の新市場の1つ。これまで新日本製鉄やJFEホ ールディングスなど高炉メーカーが主に供給してきた。

高炉メーカーが2008年度に急騰した鉄鉱石や原料炭など原料価 格を吸収するため鋼材価格をトン10万円前後と過去最高値水準で販 売している。一方、東京製鉄は原料の鉄スクラップ価格が急落したた めトン5万-6万円と高炉メーカーのほぼ半値で供給しており、安値 を武器に市場開拓を急いでいる。ソニーは国内家電大手のなかでも率 先して中国産鋼材をパソコン用に使用するなど、低価格素材を積極的 に採用してきた経緯がある。

鉄鋼需要の急減を背景に中国・ロシアメーカーがトン400ドル以 下の安値販売を行うなか、国内の鋼材価格競争が激化しそうだ。東京 製鉄のソニー向け供給交渉については27日付の日本経済新聞が報じ た。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE