コマツ株が反落、欧米厳しく来期5割超減益との報道-中国も端境期へ

建機大手コマツの株価が反落。日本 や欧米の景気悪化で建機販売の落ち込みが続くとの見方が根強い。来期 (2010年3月期)は大幅な営業減益になるとの一部報道もあり、積極的 な買いが限定された。午前9時28分現在、前日比1.3%安の1181円。

27日付の日本経済新聞朝刊によると、同社の10年3月期の連結営 業利益(米国会計基準)は1000億円を下回り、今期予想比で5割を超す 減益になる見込み。1ドル=90円台後半の為替相場を前提にすると、来 期の売上高は1兆5000億-1兆6000億円程度と、今期から2割ほど減 る見通し。配当性向の上限を40%と定めていることもあり、減配(今期 予想は44円)もあり得るとした。

ブルームバーグ・データによると、コマツ株をカバーする証券系ア ナリスト15人による来期連結営業利益予想の平均は731億円。予想レン ジ下限は30億円の赤字で、収益悪化を見込む向きが多い。

東海東京調査センターの大平光行シニアアナリストは、「来期連結 営業益は900億円程度とみていたため、報道に違和感はない。中国の製 造業購買担当者指数(PMI)改善により、足元の株価はTOPIXを アウトパフォームしているが、受注の端境期にあたる4-5月は業績予 想の公表などと重なり、ネガティブ視されるのではないか」とみていた。

2月の中国PMIは45.1と、1月の42.2から上昇。コマツ株はP MI発表のあった3月2日から約2割上昇した。

大平氏によると、足元の中国の建機受注改善は、北京五輪直前に一 時ストップしていた工事を認可し始めたことが背景で、それも3月には 切れる。全国人民代表大会で決議した大型景気対策に絡む工事は7月頃 から動き始める見通しで、「コマツの第1四半期(4-6月期)決算は かなり悪化する」(大平氏)とみられている。

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