ダイセル化株が続落、予想以上の需要減少が収益直撃-大幅減益予想に

ダイセル化学工業の株価が前日比

4.1%安の371円まで下げ、続落。景気低迷によって有機合成事業などの 販売数量が落ち込み、今期(2009年3月期)業績は従来計画を下回る見 込みとなった。需要不振の影響が予想以上に大きくなっているとして、 業績先行き懸念から売りが優勢となっている。

同社が26日に発表した業績予想修正によると、今期の連結営業利益 は前期比64%減の115億円と、従来予想(170億円)を32%下回る見通 し。第3四半期まで(08年4月-12月)の連結営業利益は約211億円だ ったことから、今回の修正によって09年1-3月期は約100億円の営業 赤字に転落することになる。

日興シティグループ証券の池田篤アナリストは26日付リポートで、 「酢酸系の誘導品やエアバッグ用インフレーターなどを中心とした全般 的な需要不振と操業度低下の影響が大きいもよう」と分析。さらにセル ロース事業の在庫評価損が10億円程度発生する見通しだとしている。

同証券では今期連結営業利益を158億円と従来の会社計画より低く 予想していたものの、「下方修正幅は想定以上でありネガティブ」(池 田氏)だったという。その一方で、来期にかけて会社は徹底的なコスト ダウンを進めるとみられることや、主力の自動車向け製品を中心に4- 6月期に減産幅が縮小する見通しとし、下値余地も限られるだろうとの 見方をしている。

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