浜田防衛相が初の破壊措置命令-北朝鮮の弾道ミサイル発射に対応(2)

日本政府は27日午前の安全保障 会議で、北朝鮮が人工衛星打ち上げを名目で長距離弾道ミサイルを発射 する事態に備え、自衛隊法82条に基づく「弾道ミサイル破壊措置」の 発令を決定した。これを受けて浜田靖一防衛相は同命令を出した。河村 建夫官房長官と浜田防衛相がそれぞれ閣議後記者会見で明らかにした。

「破壊措置」発令は初めて。河村官房長官は記者会見で、北朝鮮が 発射する物体に関して、「わが国領内に落下するケースは通常は起こら ない」と述べ、国民に冷静な対応を呼び掛けた。

浜田防衛相は国会内での会見で、「万一、領海、領空、領土に落ち て、国民の安心・安全を脅かすことがあれば当然しっかり対応してい く」と言及。「人工衛星であれ、ミサイル実験であれ、わが国の領土を 飛んで行くものは極めて不愉快であり、あってはならない。意図が何で あれ、おやめいただきたい」と語り、北朝鮮に自制を促した。

米政府の国防当局者は25日、匿名を条件に、北朝鮮が同国東海岸 の発射台に長距離弾道ミサイル「テポドン」1基を設置したと言明。近 く発射するための準備が整っていると考えられると述べている。

クリントン米国務長官はメキシコのエスピノサ外相との記者会見で、 「北朝鮮が発射計画を進めれば、国連でこの違反行為を討議することに なろう」と述べ、「この挑発的行為は国連安保理決議1718に違反する ものだと信じる」と強調した。

北朝鮮は4月4日から8日の間に人工衛星を打ち上げると国際海 事機関(IMO)と国際民間航空機関(ICAO)に通知。韓国はこれ について、打ち上げは人工衛星ではなく、本当は弾道ミサイルの発射実 験ではないかとみている。

--共同取材:Jeff Bliss、Viola Gienger、Heejin Koo、Jeff Bliss Editor: Keiichi Yamamura, Yoshito Okubo

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