NY司法長官:CDS契約の情報提供でAIGに召喚状(2)

米ニューヨーク州のクオモ司法長 官は26日、米保険大手のアメリカン・インターナショナル・グルー プ(AIG)にクレジット・デフォルトスワップ(CDS)契約の情 報提供を求める召喚状を送付した。米ゴールドマン・サックス・グル ープと仏ソシエテ・ジェネラル、ドイツ銀行などの顧客への補償が公 的資金を使った不適切なものでなかったかどうかを調査するため。

クオモ長官は発表資料で「AIGのボーナスに関する当局の調査 を、CDS契約にも拡大する」と述べ、「CDS契約はAIG崩壊をも たらした問題の核心だ。これらの契約が適切かつ効果的に縮小されつ つあるかどうか、それとも、公的資金を世界の金融機関の資本増強の ために注ぎ込む媒体になったかどうかが問題だ」と指摘した。

AIGの経営難を招いた原因とされるCDSの販売を担当してい たファイナンシャル・プロダクツ部門は、AIG本体が総額1825億 ドル(約18兆円)の公的支援を受けながら、同部門従業員に今月慰 留金として1億6500万ドルを支払ったため、厳しい非難を受けてい る。

イライジャ・カミングス下院議員(民主、メリーランド州)ら27 人の米議員は金融安定化策を管轄するバロフスキ特別監察官にあてた 25日付書簡で、AIG救済資金から必定以上の金額がゴールドマンな どの金融機関に支払われた可能性があるとして連邦当局に調査を要請 した。

ノーベル経済学賞受賞者のジョゼフ・スティグリッツ氏は、AI Gが米政府の救済を受けた後にCDSを清算したことは「重窃盗罪」 に当たるようだとの見解を示している。

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