米バイオ企業の買収活発化も、資金繰り難で-ミレニアムCEO

【記者:松井博司 松山かの子】

3月27日(ブルームバーグ):米バイオ企業が買収の受け入れを余 儀なくされている――武田薬品工業に身売りをした米バイオ医薬品会社、 ミレニアム・ファーマシューティカルズのデボラ・ダンサイア社長兼CE Oは、欧米発の金融危機をきっかけに起きているバイオ企業の資金繰り の難しさを指摘した。

ダンサイア社長は26日のインタビューで、今年はバイオ企業の買収 が一段と増える可能性があると言い、実際に多くの企業が資金調達の厳 しさから身売りを選んでいると述べた。また、2009年に限っては、バイ オ産業が縮小するだろうと語った。米国株式市場に上場しているバイオ 企業350社のうち3分の1程度の企業は今年中に姿を消すとの見方があ る。

武田薬は08年5月、約89億ドル(約9000億円当時)でミレニアム を買収し、将来的に収益源として見込める抗がん剤のラインナップを充 実させる戦略企業に位置づけている。ダンサイア社長はライセンス権取 得のためにさらなる買収の公算もあることを示唆している。

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