ゴールドマンのストラテジスト、金融株の反発は「信用できない」

米ゴールドマン・サックス・グル ープによると、銀行の不良資産をバランスシートから切り離す計画で 投資家の参加をいかに確実にするかを米財務省が明示していないため、 金融株の急反発は持続しないという。

ゴールドマンのトレーディング・ストラテジスト、ノア・ワイス バーガー氏は25日付のリポートで、政府が不良資産買い取り計画を めぐる不透明感に対処しなければ、金融株は数週間以内に反落すると の見方を示した。同氏はリポートで「懸念は依然として渦巻いている 上、最近の相場の急激な動きをみると、金融株の反発は衰えていく可 能性が高いだろう」と予想し、金融株の上昇は「信用できない」と述 べた。

S&P500金融株指数は今月6日から23日までに58%上昇した。 米財務省が最大1兆ドル規模の官民共同不良資産買い取り計画を発表 したことや、シティグループとバンク・オブ・アメリカ、JPモルガ ン・チェースの最高経営責任者(CEO)らが1月と2月の業績が黒 字になったと発言したことが追い風になった。S&P500種株価指数 は同期間に20%上昇した。

ワイスバーガー氏は、金融機関の社債に対する需要が弱いことも、 金融株が妥当水準以上に値上がりしたことを示すシグナルだと指摘。 「最近の楽観論の高まりを支える具体的な裏付けは見当たらない」と した。

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