チヨダウーテ株売却先のゼロシステム社長:売買価格は「適正」

:平田耕一財務副大臣が石膏ボー ド製造チヨダウーテの持ち株を市場外取引で売却したゼロシステムの 野呂洋右社長は26日、電話インタビューに応じ、売買価格は「適正だ」 との認識を示した。

野呂社長はチヨダウーテ株取得の経緯について、「数年前から平 田氏に持ち株を譲ってもらうよう交渉していた。チヨダウーテの大株 主になることで対外的にも信用度がアップする。取引強化が主な目的 だ」と語った。株の購入代金については、「平田氏からの借入金と一 部自己資金で賄った」としている。

野呂社長はまた、チヨダウーテ株を1株550円で取得したことに ついて、「チヨダウーテの2008年第3四半期の純資産額を発行済み株 式総数で割ると、1株943円になる。税法上のみなし価格でも、01年 10月1日の終値の80%(みなし取得費)である568円を下回っている ことから、取得価格550円は適正と判断している」と説明した。直近 のチヨダウーテの株価は、取引が成立した2月27日終値で290円。

チヨダウーテは平田副大臣の父親が創業、同副大臣自身も1988 年6月から95年5月まで同社社長を務めた。現社長の平田晴久氏は実 弟。09年3月の連結純損益予想は3億7100万円の赤字。売上高は321 億6700万円。

みらいコンサルティングM&Aアドバイザリーの新木啓之氏は、 「副大臣の立場であり、その上チヨダウーテの利害関係者だけに、株 式売却は倫理上公平性に欠ける行為」と指摘したうえで、売買価格に ついては、「税法上からは550円の株価設定は批判できない」と話し ている。

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