松井建株が1年ぶり高値、耐震化工事の受注堅調-今期は最終増益確保

松井建設の株価が4営業日連続で 上昇。学校や病院などの耐震化工事が増え、受注が堅調。今期(2009年 3月期)は選別受注の徹底により完成工事総利益率の改善も見込めるた め、計画通り最終増益が確保できるとみられた。

株価は前日比3.9%高の400円まで買われ、08年3月5日以来の高 値水準に戻した。3月2日の285円からは40%上昇し、月初来リターン は東証建設業指数を構成する100銘柄中9位。

今期の連結純利益は前期比29%増の6億円と計画。資材高の影響を 顧客側に転嫁でき、完工総利益率が改善する。第3四半期累計(08年4 -12月期)の受注高は前年同期比5.2%減の561億円。主力の民間建築 は同28%減の400億円と苦戦したが、官公庁は同6.0倍の147億円に急 増、連結売上高に占める官公需の割合も前期の4%から26%に上昇した。

松井建ホームページによると、同社は1586年創業。加賀第2代藩 主・前田利長公の命を請け、越中守山城(富山市高岡市)の普請に従事 したのが始まり。現在の松井角平社長は16代目。08年秋にはハザマな どと共同で名古屋城本丸御殿復元プロジェクトを計105億円で受注、寛 永期の名古屋城を復元する。

社寺建築は同社のセグメント情報上は「民間建築」に分類される。 毎年連結売上高の1-2割を占めるそうで、明治以降で累計2000件あま りのプロジェクトに携わってきた。国内の景況感は悪化しているが、「社 寺建て替えなどは募金で賄われることが多く、受注が比較的安定してい る」(同社総務部の横尾寛氏)という。

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