米財務長官:ヘッジファンドやPE監督権限要請へ-規制改革案(2)

(2段落目以降に背景などを追加します)

【記者:Robert Schmidt】

3月25日(ブルームバーグ):ガイトナー米財務長官は26日、下 院金融委員会の公聴会で、金融規制改革案を公表し、大手ヘッジファ ンドとプライベートエクイティ(未公開株、PE)投資会社、デリバテ ィブ(金融派生商品)市場に対する監督権限を連邦政府に付与するよ う議会に求める。オバマ政権の複数の当局者が匿名を条件に語った。

新たな金融規制が承認されれば、米政府は銀行システム全体の安 定を損なうほど巨大な金融会社を接収し、段階的な事業の清算を推進 する権限を獲得する。

ガイトナー財務長官はまた、消費者や投資家の金融詐欺からの保 護強化、複数の監督機関による監視のすき間の除去、監督機関の国際 協調の促進も求める。当局者によれば、それらの計画の詳細は数週間 以内に公表される見込み。

オバマ政権の金融規制改革は1930年代以来最も包括的なものと なる可能性がある。米政府は保険大手アメリカン・インターナショナ ル・グループ(AIG)や証券大手ベアー・スターンズの公的資金に よる救済が国民の怒りを招いている状況で、規制改革の承認を得よう としている。当局者によれば、金融危機の終息を待たずに、直ちに金 融システムの監督の改善を実現したいと望んでいる。

ガイトナー財務長官は25日にニューヨークで行った講演で、「過 去には人々が変化を望まなかった事柄について、改革を行う広範な意 思が存在する瞬間が今まさに訪れている」と説明。「金融監督の基本 的な不備がもたらした打撃を人々が正確に認識しているうちに、合意 形成のプロセスに着手したいと考えている」と語った。

当局者によれば、財務長官は金融規制改革と法案の詳細について 議会と協力してさらに作業を進める計画。議員も独自の法案を提出す る見通しで、各種の法案がどの程度迅速に議会を通過する可能性があ るかは不透明だという。

原題:Geithner to Seek Power Over Large U.S. Hedge Funds, Derivatives

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