サンリオ株が急落、キャラクター商品の販売減少警戒-三菱U証格下げ

サンリオ株が急落。景気悪化でスー パー売上高や百貨店売上高などが低迷していることから、同社のキャラ クター商品などの販売にも影響を与えるのではと懸念されている。三菱 UFJ証券の格下げもあり、株価は前日比8%安の851円まで売られた。 午前終値は7.1%安の859円。

同社の国内利益の8-9割を占めるライセンス商品は、「主に百貨 店やショッピングセンターなどで販売されている」(山口英雄IR室長) というが、それら個人消費に関連する経済指標は厳しさを増している。

2月の全国スーパー売上高(既存店ベース)は前年同月比5.4%減 となり、単月ベースでは18年ぶりに1兆円を割り込んだ。また、2月の 百貨店売上高も前年同月比12%減で、同月としては過去最大の落ち込み を記録している。

三菱UFJ証券の大石透功アナリストは25日付リポートで、「第4 四半期(2009年1-3月期)に入り景況悪化に伴う国内事業の減速が顕 著になった」とし、会社側が掲げる中期経営計画の達成は難しいと分析。 同計画では最終年度(11年3月期)の当期利益目標を63億円としてい るが、同証券ではそれを30%下回る44億円(従来49億円)と予想した。

三菱UFJ証券ではこれまで妥当株価について、一時的な1株利益 き損要因を除外した実質ベースでの過去2年間の平均PER(株価収益 率)31倍の水準としてきた。しかし、同31倍に対して30%のディスカ ウントが必要だとし、10年3月期予想1株利益40.5円のPER22倍で 目標株価を890円と試算。投資判断を「2(アウトパフォーム)」から 「3(市場平均並み)」へ引き下げた。

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