米SF連銀総裁:FRBに起債権限の付与を-インフレ抑制で

米サンフランシスコ連銀のイエレ ン総裁は25日、自らの裁量で起債できる権限を連邦準備制度理事会 (FRB)に付与するのが望ましいとの考えを示した。実現すれば、 信用危機が後退した際に、FRBが金利を高め誘導してインフレを抑 制する手段となる。

FRBは通常、バランスシート(貸借対照表)上の米国債を売却 する売りオペで、金融市場から資金を吸収して金利上昇を促している。 ただ先週には、1兆ドル規模の住宅ローン担保証券(MBS)購入計 画を発表。国債売りオペによって金利を高め誘導するのが困難になっ た。一方で政策金利は昨年12月以降、0-0.25%と記録的な低水準に ある。

イエレン総裁はニューヨークで講演後、記者団に対し、起債権限 について、FRBのバランシート調整に使えるため「現時点で付与す るのが望ましい」との考えを示した。

総裁は、FRBが起債権限の付与を正式に要請したどうかや、要 請を行う計画であることを議会に伝えたどうかについては定かでない と述べた。FRBのミシェル・スミス広報官はコメントを控えた。

イエレン総裁は講演で、FRBが景気回復時に「信用市場支援の ために大規模なバランスシート」を維持しながら、金利を高め誘導で きる「出口政策が複数ある」と言明。「FRB自らが債券を発行できれ ば、バランスシートを圧縮することなく、金融システムの資金を吸収 し、フェデラルファンド(FF)金利を上昇させることができる」と の見通しを示した。

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