エルピーダ株がストップ高、458億円の増資で経営基盤安定に期待(2)

DRAMメーカー、エルピーダメモ リの株価がストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)。25日夜に約458億 円の第三者割当増資を発表、経営基盤が安定化すると評価され、買い戻 しの動きが広がった。午前終値は前日比100円(18%)高の657円。

増資はエルピーダの子会社2社を通じて行い、複数の取引先(国内 3社、海外2社)が引き受ける。エルピーダの既存株式が希薄化(ダイ リューション)することなく、財務体質を強化するのが狙い。払い込み は27日に完了予定。自力調達による財務基盤の拡充により純資産が増加 する見通しで、一部銀行借り入れの一括返済リスクが後退した。

エルピーダの借入金の一部残高には「純資産維持条項」が付いてお り、純資産額が前期末の75%を下回ると返済義務が生じる。08年3月末 の純資産額は約3479億円だったため、09年3月末にその75%に当たる 約2609億円以上を維持しなければ同条項に抵触し、期末に多額の返済を 迫られるリスクがあったことから、増資が必要だった。

増資の引き受け先について、26日付日本経済新聞朝刊は、半導体ウ エハーメーカーの信越半導体を持つ信越化学工業、フォトマスクメーカ ーの凸版印刷、半導体テスター(検査装置)メーカーのアドバンテスト の国内3社と、米キングストンテクノロジー、台湾の力成科技と報じた。

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