米ウェルズ・ファーゴ格下げ、追加公的支援の必要も-ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・イ ンベスターズ・サービスは25日、米銀ウェルズ・ファーゴについて、 買収したワコビアから引き継いだローン債権のデフォルト(債務不履 行)増加に伴い、政府の追加支援を要請せざるを得なくなるとの懸念 を理由に挙げ、格付けを引き下げた。

ムーディーズの発表資料によると、ウェルズ・ファーゴの優先債 格付けが「Aa3」から「A1」に、優先劣後債も「A1」から「A 2」に引き下げられた。また、優先株についても「A2」から「B2」 に格下げした。

ムーディーズは「ウェルズ・ファーゴの自己資本比率は短期的に 圧力にさらされる恐れがあり、システミックな支援が必要になる可能 性が高まっている」と説明した。

ウェルズ・ファーゴが発表した2008年10-12月期(第4四半 期)決算は、同年12月に買収したワコビアが抱える112億ドルの負 債が重しとなり、01年以降で初の赤字となった。10月には米政府の 金融安定化策の一環として、財務省から250億ドルの公的資金の注入 を受け、翌月には公募増資を通じてさらに126億ドルを調達した。ム ーディーズはこれについて、「ワコビアから取得した資産の量と質に 比べると控えめだ」と指摘した。

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