ゴールドマンとアメックス、中国工商銀の保有株を来月にも一部売却か

米ゴールドマン・サックス・グル ープとアメリカン・エキスプレス(アメックス)は、中国工商銀行(I CBC)の利益が少なくとも1年ぶりの低い伸びとなったことから、保 有するICBC株の一部を売却する可能性がある。

ゴールドマンは、ICBCと25日に発表した新たな合意に基づき、 早ければ来月にも保有株の2割を売却することができる。同社はICB Cに76億ドル相当出資している。12億8000万株を保有するアメック スは、4月28日と10月20日の売却停止期間終了日以降に売却する可 能性がある。

中国経済は2003年以来の低成長となるなか、ICBCは25日、 貸倒引当金の積み増しと住宅ローン担保証券投資の評価損計上を発表し た。ゴールドマンとアメックスは大恐慌以来最悪の金融危機を受け、バ ランスシートの強化を目指し資本の増強を進めている。

ゴールドマンの広報担当者、ルーカス・バンプラーグ氏は「規模 を縮小したいと考えれば、そうできる柔軟性を持つことが良識的だと思 う」と語った。

ICBCの05年の税引き前利益が8倍に増加したのを受け、ゴー ルドマンとアメックス、独アリアンツは06年4月にICBC株

8.89%を共同で買収していた。ICBCの新規株式公開(IPO)に より、ゴールドマンは06年に保有株の値上がり益9億3700万ドルを 計上。07年も4億9500万ドルの利益をゴールドマンにもたらしたが、 08年は4億4600万ドルの評価損を招いていた。

新たな合意では、ゴールドマンは保有する4.9%株式の8割につ いて10年4月まで売却しないことを約束した。残り2割については4 月28日に売却可能となる。06年の出資時の合意は、来月に保有株の5 割、10月20日に残りを売却できる内容だった。

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