香港ハチソン・ワンポア:08年は42%減益-純利益は予想上回る(2)

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香港の資産家、李嘉誠氏が経営す る複合企業、ハチソン・ワンポアが26日発表した2008年通期決算は 前年比42%減益となったものの、純利益は携帯電話部門の損失縮小が 寄与し市場予想を上回った。

発表文によると、純利益は177億香港ドル(1株当たり4.14香 港ドル)と、07年の306億香港ドル(同7.18香港ドル)から減少し た。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト7人の予想中央値 (143億香港ドル)は上回った。

世界的なリセッション(景気後退)に伴い港湾とエネルギー部門が 減益となり、ハチソンの今年の収益は一段と落ち込む可能性があること から、6年赤字が続いている携帯電話部門を黒字に転換する必要性が一 段と強まっている。

同社は、第3世代(3G)携帯電話サービスへの250億ドルの投 資資金を賄うため、資産売却に依存してきたほか、不動産や小売りチ ェーン店、貨物取り扱い、石油生産の各事業の収益を利用してきた。

大和総研(香港)のジョナス・カン氏は決算発表前に、「ネット ワークコストの減少に伴い、3G事業の収益性は改善するはずだ」と分 析。「景気減速は今年、他の事業の収益を圧迫するだろう」と予想した。 同氏はハチソンの投資判断を「アウトパフォーム」としている。

08年の売上高は前年同期比7.6%増の2355億香港ドル。

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