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米耐久財在庫の減少、回復に向けた「重要な一歩」-市場エコノミスト

米国の在庫の大幅な減少は、年内 のプラス成長転換に向けて足場が固まりつつある様子を示している。

米商務省が25日発表した2月の製造業耐久財受注統計によると、 在庫は前月比0.9%減。1月は同1.1%減で、2カ月としては2003年 以来の大幅な減少を記録した。2月の出荷に対する在庫の比率は7カ 月ぶりに低下した。

RBSグリニッチ・キャピタルの主任エコノミスト、スティーブ ン・スタンレー氏は、顧客向けリポートで「期待が持てる。まさに必 要としていた展開だ。この統計は回復に向けた道における重要な一歩 だ」との見方を示した。

同統計の発表を受けて、米経済は今年上期にマイナス成長となる 公算が大きいものの下期にはプラス成長に転じ始めるとの見方が強ま った。2月の小売売上高、住宅着工件数、住宅販売件数は、大半のエ コノミストの予想を軒並み上回った。

ハーマン・フォーキャスティングの主任エコノミスト、ジョン・ ハーマン氏は「在庫調整が大幅に進んだことにより、在庫持ち直しへ の道が開かれた。4-6月期以降、製造業の追い風になるはずだ」と の見通しを示した。

一方で短期的にみると、在庫の減少は経済成長のマイナス要因。 モルガン・スタンレーの主任ファイナンシャル・エコノミスト、デー ビッド・グリーンロー氏は、在庫減少の影響で1-3月期の成長率は 2ポイント押し下げられると予想した。

商務省が先月発表した昨年10-12月期の国内総生産(GDP)改 定値は前期比年率6.2%減と、1982年以来の大幅なマイナス成長だっ た。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値 によると、26日に発表される確定値は同6.6%減に下方修正される見 込み。

-- Editor: Daniel Moss, Mark Rohner

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor:Keiko Kambara 記事に関する記者への問い合わせ先: Carlos Torres in Washington +1-202-624-1818 or ctorres2@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Chris Anstey at +1-202-624-1972 or canstey@bloomberg.net

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