BOAなど米金融債保証コスト、上昇-追加の公的支援必要との懸念で

25日のクレジット・デフォルトス ワップ(CDS)市場では、米金融機関の社債保証コストが上昇。米格 付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、政府の追加支援 が必要になる恐れがあるとの懸念から、米銀大手バンク・オブ・アメリ カ(BOA)とウェルズ・ファーゴの格付けを引き下げたことが響いた。

BOAとウェルズ・ファーゴのほか、シティグループ、JPモルガ ン・チェースの社債に関連したCDSスプレッドはいずれも2週間ぶり 高水準となった。BOAはクレジットカードや不動産ローンのデフォル ト(債務不履行)増加、ウェルズ・ファーゴは買収したワコビアから引 き継いだローン債権のデフォルトにより、追加支援を政府に要請せざる を得なくなる恐れがあると、ムーディーズは指摘している。

フェニックス・パートナーズ・グループによれば、BOA債のCD Sスプレッドはニューヨーク時間午後3時41分(日本時間26日午前4 時41分)現在、40ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し 335bp。ウェルズ・ファーゴは30bp上げて245bp。CMAデータ ビジョンによると、シティ債は25bp上昇の565bp、JPモルガンは 11bp上昇し180bpとなった。

北米の投資適格級企業125社で構成するマークイットCDX北米 投資適格指数(シリーズ12)のスプレッドは3bp低下の182.5bp (フェニックス調べ)。

同指数は、デフォルト(債務不履行)に対して社債を保証するコス トの指標で、スプレッド上昇は信用の質が劣化したとの認識、低下は質 が改善されたとの認識を示す。CDSスプレッド1bpは債務1000万 ドルに対する期間5年の年間保証料1000ドルを意味する。

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