米BOA優先債を格下げ、政府が追加支援の可能性で-ムーディーズ

【記者:Linda Shen】

3月25日(ブルームバーグ):米大手格付け会社ムーディーズ・ インベスターズ・サービスは25日、米銀最大手バンク・オブ・アメリ カ(BOA)について、3回目の政府支援を迫られる恐れを理由に格付 けを引き下げたと発表した。

ムーディーズの発表資料によると、BOAの優先債務格付けは「A 2」と、これまでの「A1」から引き下げられるとともに、優先劣後債 は「A2」から「A3」、下位劣後債は「A2」から「Baa3」にそ れぞれ下げられた。これまで「Baa1」だった優先株格付けは投資適 格級の「B3」に落ち込んだ。

ムーディーズは、BOAが借り手のデフォルト(債務不履行)に伴 い、資産に対する有形株主資本の比率が「一段と低下しやすい状況のま ま」で、政府の追加支援要請や優先株の配当停止、BOAにとって 「不利な条件での優先株主への交換」の申し出に追い込まれる恐れが あると指摘した。

BOAは2008年10-12月(第4四半期)に17年ぶりの赤字に陥 った。これまで米財務省から受け入れた資本注入や保証は、部門向けを 含み総額1630億ドル相当に上る。ケネス・ルイス最高経営責任者(C EO)は2月、事業売却や資産圧縮を通じて有形株主資本比率を年末時 点で3%に引き上げる方針だと表明している。同比率は昨年末時点で

2.68%だった。

ムーディーズは「米銀は株式市場へのアクセスが閉ざされているか、 よくても非常に限定されている状況のため」、BOAの資本への圧力は 「より深刻になっている」とした上で、「このため米政府が資本注入す る可能性が高まっている」と説明した。

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