鉄連:4-6月も需要底ばい、現在の減産規模続ける公算大(2)

日本鉄鋼連盟の宗岡正二会長(新 日本製鉄社長)は25日の定例会見で「鉄鋼需要は1-3月が最も厳し いとの認識は変わらないが、4-6月も同程度に厳しい状況が続き、 鉄鋼メーカーは現在の減産規模を継続する可能性がある」とコメント した。

粗鋼生産量は1、2月と続けて前年同月比で過去最大の下げ幅を 更新しており、底打ちの時期が焦点となっている。「4-6月は電 機・自動車などの在庫調整が進むだろうが、どの程度鉄鋼需要が回復 するかについて、あまり期待できない」(宗岡会長)と述べた。

新日鉄など鉄鋼大手が資源大手と毎年契約する鉄鋼原料価格のう ち、高品位原料炭は2009年度価格が前年度比6割弱の値下げで決着し たが、宗岡会長は「決まった品種は鉄鋼原料全体の一部に過ぎず、今 回の値下げによるコスト削減幅はさほど大きくない」と指摘。史上最 高値だった08年度契約分の原料炭在庫などが足かせとなり、鋼材価格 をすぐに大幅に値下げするのは難しいとの見方を示した。

世界的な鉄鋼需要の急縮小により、ロシアや中国産の鋼材がトン 当たり300-400ドルと国内製品の半値の水準で出回っているが「赤字 必至の水準で長続きするとは思えない」(宗岡会長)としている。

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