米大統領のクリーンエネルギー政策:最初の勝ち組はロビイスト

スマートスパーク・エナジ ー・システムズは一見したところ、数あるテクノロジー関連の新興企 業の1つのようだ。ベンチャーキャピタルから600万ドル(約5億 9000万円)を調達。従業員24人を雇用しているが、利益は上げて いない。

この企業の他社にない特徴は、政治家や官僚らに働き掛けるロ ビイストのチーム2つを擁している点だ。米政府が打ち出すクリーン エネルギー推進に向けた景気対策で創出された最初の雇用-。それが、 これらロビイストらだ。テクノロジー関連企業は、影響力を強めるた めワシントンの政界や州政府の事情通らをこぞって採用している。ス マートスパークもそのうちの1社だ。これらの企業は、政府が先月打 ち出した7870億ドル規模の景気対策の恩恵の一部を受けようとしの ぎを削っている。

ベンチャーキャピタルのバッテリー・ベンチャーズ(カリフォ ルニア州)のパートナー、ジェーソン・マットロフ氏は「重要な問題 がとても多い局面にあるため、起業家にとって政策立案者との交友関 係を深める必要性が非常に高い」と指摘。「研究開発(R&D)だけ でも数十億ドルが配分されている。膨大な額だ」との見方を示す。

マットロフ氏によると、政府の拠出額は、特にリセッション (景気後退)の時期にベンチャーキャピタルが再生可能エネルギー関 連企業に投資できる額をはるかに上回る。バッテリーは先月、同社が 出資するクリーンエネルギー関連企業に対し、公的資金の獲得を担当 する特定の幹部を配置するとともにロビイストの採用を検討するよう 提案した。

調査会社のIDCによると、オバマ米大統領が先月署名した景 気対策法案では、クリーンエネルギー事業向けに776億ドルが割り 当てられている。

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