オバマ米政権:金融規制見直しに着手-資本増強や監督強化が柱

オバマ米政権は金融規制見直しの 準備に取り掛かっており、金融機関に自己資本の増強を義務付けるこ となどが柱となりそうだ。

ガイトナー米財務長官は24日、米下院金融委員会で、「リスクテ ークの適度な抑制など強力な監督」が規制見直しに含まれることを明 らかにした。また、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議 長は、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AI G)の場合は、損失に対して十分な資本を備えていなかったという「重 大な問題」を提示していると述べた。

一方で、ガイトナー財務長官は、世界の金融業界における米国の 地位低下を避けるため、外国にも同様の措置を求めざるを得ないだろ うとの認識を表明。「そうでないと、資本や仕事が米国から流出し、 全体として金融システムが弱体化するリスクがある」と強調した。

また、AIG救済問題の反省から、財務長官は経営危機に陥った 金融機関を管理下に置いて清算する権限を財務省に付与するよう議会 に要請した。米連邦預金保険公社(FDIC)は、預金受け入れ機関 である銀行を公的管理下に置くことは可能だが、AIGなど保険会社 やヘッジファンドのように「銀行」の分類に入らない金融会社に対し ては、権限がなかった。

財務長官は26日の同委員会で、規制改革案を詳しく説明する。ま た、オバマ大統領は4月2日にロンドンで行われる20カ国・地域(G 20)首脳会合(金融サミット)で、概要を示す方針だ。

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