人民元先物、最近の上昇は中国の米国債購入削減を示唆も-UBS

為替取引で世界2位のスイスの 銀行大手UBSによると、中国人民元先物(ノン・デリバラルブ・フ ォワード、NDF)相場の最近の上昇は、中国が新たな世界的準備通 貨を求めて、米国債の購入を減らすとトレーダーが見込んでいること を示している。

24日の1年物NDF相場は9営業日続伸し、この半年間で初めて 人民元の上昇を示唆した。米政府が発表した金融システム支援のため の1兆ドル規模の計画に反応して、ドルが下落するとの観測が広がっ た。中国の温家宝首相が今月、米国債の安全性について「懸念」を表 明したことを受け、中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は今週、 国際通貨基金(IMF)に対し、特定の国の通貨ではない「スーパー ソブリン(超国家)準備通貨」の創設を促した。

UBSのストラテジスト、アシュリー・デービーズ氏(シンガポ ール在勤)は25日付の顧客向けリポートで、「市場は周総裁のコメ ントを、米国債の購入を減らしたい中国側の意向を反映したものと、 正しく解釈している。中国が好むと好まざるとにかかわらず、それを 達成する唯一の方法は外為市場への介入を減らすことだ」と指摘。「市 場は現在、今後1年間にわたる人民元上昇の一部を織り込みつつある」 と分析した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE